Starry Night-Jは天文ファン必見の太陽系シミュレータ/プラネタリウムソフトです。別に星には興味ないよ、という人にはほとんど有用ではないかも知れませんが、^_^;; それでもきっとこのソフトのすごさには驚いてしまうと思いますよ。
お馴染みMacお宝鑑定団さんが以前の記事で紹介していたのですが、先日行われたMacworld Expo/Bostonでのガイ・カワサキ氏のスピーチの中で注目ソフトとして紹介されたソフトのうちの一つでもあるんですよ。
Sienna Softwareという会社のソフトなのですが、同社のサイトから日本語のページへ行けます。さらに日本での代理人をされている杉本さんという方の連絡先とかも掲載されていますので、興味をお持ちの方は私のレビューをお読みになった後、Sienna Softwareへいって詳しい解説をじっくりと読んでみてはいかがでしょうか。
<はじめに>
プラネタリウムソフトというと何をイメージされますか? やはり一般的なのは、いわゆる「星座早見盤」ですよね、年月日、地名、時間、方向等を入力するとその時の星空を表示してくれるっていう。
Starry Nightも基本的にはそういうソフトの一つです。ほかにMac用としてはMicroprojectsのMPj Astro 1.5なんていうのも有名ですね。
では、なぜ私がここで声を高らかにしてStarry Nightじゃん!ていうのかというと、Starry Nightの持つ「Solar System Simulator」としての優れた特性ゆえなんです。どんな点が優れているのか、書き出すときりがないんですが(いやホントに)、少しでも感じとっていただければ幸いです。
<基本的な機能について>
Starry Nightの持つプラネタリウムソフトとしての機能はなかなかすごいです。まず、サポートする星の数が1900万個! CD-ROMの中にそれだけのデータを収録しているんです。300MB以上ものデータなのでCD-ROMからの動作で全てを表示させるとすごく緩慢になってしまうのですが、主要な星のデータはハードディスクにインストールできるようになっていますし、表示させる星の明るさ(等級)も指定できますのでご安心を。
Starry Nightを起動すると、世界地図コンパネで指定している現在地をデフォルトの観測地点として使用し、その時点での星空がウインドウの中に表示されます。Photoshopライクなツールバー(Photoshop同様TABキーで表示/非表示の切り替えが可能)から手のひらツールを選んでウインドウ内をドラッグすることで、星空をグリグリと見回すことが出来ます。星空選択ツールで星を選択すると、その星に関する情報が現れます。星座選択ツールで星を選択するとその星が含まれている星座が線で結ばれた状態で表示されます(その星座のイラストを表示させることもできるんですよ)。さらに、選択した状態でダブルクリックすると、その星座にまつわるギリシャ神話の簡単な解説が表示されます。
もちろん、その時の星空だけではなく、例えば自分が生まれたときの星空を表示させることもできます。Starry Nightでは紀元前4713年1月1日から西暦9999年12月31日まで(!)指定できるようです。
デフォルトの観測地点は上にも書きましたように世界地図コンパネで設定された現在地になっているのですが、当然いろいろな場所に移動することが出来ます。観測地点設定ウインドウには最初から世界中の100以上の都市が設定されていますので簡単に移動できるんです。緯度経度の入力ももちろん可能です。
また、Starry Night独自の機能として、地球上だけでなく太陽系のいろいろな星から見た星空などもシミュレートできるんです。「月から地球を眺めてみる」「土星の衛星タイタンから土星の輪を見てみる」な〜んてことも可能なわけです。この辺は「Solar System Simulator」の領域ですのでそこで詳しくご説明します。
空の明るさなどもシミュレートされており、昼間の時間帯を設定すると、当然星は見えず、真っ青な空が広がるという具合です(この場合もボタンクリック一発で星空に切り替えることが可能)。空の表示はリアルタイムに(68k Macは30秒おき、PowerMacは5秒おき)更新されますので、立ち上げた状態で待っていると、太陽が徐々に落ちていき、空もだんだん暗くなるんです。例えば、太陽が上らない南極の冬の一日や、太陽が沈まない北極の夏の一日をシミュレートするのも楽しいと思います。
虫眼鏡ツールを使うと特定の領域をドンドンと拡大して表示させることが出来ます。もちろん、恒星の表示には何ら影響はないわけですが、惑星や銀河系を拡大していくと実際に天体写真をデジタイズした画像が表示されますので、とても美しく、楽しめます。このとき、銀河系の向き、土星の輪の見え具合、惑星の表面、彗星の尾の長さにいたるまでちゃんとシミュレートされているようですので、リアリティはばっちりです(Sienna Softwareサイトには実際の写真とStarry Nightの表示の比較が掲載されていますが、ほとんど差はないようです)。
星は刻一刻とその位置を変えているわけで、あんまり拡大しすぎると視野が狭くなりすぎてしまい、星が位置を変えた瞬間に視野から外れてしまったりするのですが、ちゃんと特定の天体を視野の中央にロックすることもできるので大丈夫。ちょうど赤道儀式の天体望遠鏡で追尾しているのと同じです。
また、楽しい機能としては高度を変えられる、というのがあります。ロケットのマークが入ったボタンを押すと「ゴゴゴ〜」という発射音(?)を出しながらドンドンと上に上がっていくんです。ずっと押していると、地球をも飛び出してさらに上昇していけるんです。その距離はナント!700天文単位(1天文単位は太陽から地球までの距離)。
・・・なんだか長〜いパラグラフになってしまいました。^_^;;
まだまだ書き足りないことはあるんですけど、あんまり長いと読んでいただくのも大変だと思いますので、次のページに譲りたいと思います。そちらで、「Starry Nightならでは」のより具体的で楽しい使い方をご紹介したいと思います。
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