・GameSpyがMacのサポートを中止へ
IMGに気になるニュースが掲載されていました。その記事の内容を紹介する前にGameSpyについて説明しておきます。これは、開発者がインターネット対戦機能を容易に組み込めるようにするための開発キットで、近年GameSpyを採用するゲームが増加する傾向にあります。GameSpyはMacにも対応していて、私の記憶だと4x4 Evo 2あたりからMac用のゲームに使われ出したと思います。移植するWindows用のゲームがGameSpyに対応している場合、インターネット対戦機能については、Macへの移植も比較的容易に行えたわけです。
ところが、この状況に変化が起き始めているそうなんです。おなじみEpic Gamesのプログラマー、Ryan Gordon氏は先日、.planを通じて、移植を手がけるオンライン3Dコンバットアクションゲーム、America's Armyの開発が停滞していることを明かしましたが、その理由を「もはやGameSpy SDKのライセンスを所持していないためだ」と説明しています。America's Armyはオンライン対戦専用ゲームですから、GameSpyを利用できないことは大きな痛手です。同氏の説明によると、GameSpyを使わないで完成させる方法もあるものの、開発にさらに時間がかかってしまうそうです。
それならGameSpyのライセンスを再取得すればいいじゃないかという話になりますが、そうも行かない事情があるようです。IMGが情報筋から得た情報によれば、最近、GameSpy SDKのMac版のライセンス料金が法外な価格に変更されたそうで、IMGがコンタクトを取ったとあるデベロッパーでは、あるビッグタイトルの開発中止を検討せざるを得ない状況にまでなっているらしいです。で、その値上げというのは、要するにMacのゲームデベロッパーの締め出しだというんですね(どういう理由で締め出したいのかは記事からはよく分かりませんが)。
この状況を打破するための方法として、Mac-Mac間の対戦に限定するか、GameSpyのライセンスに違反せずにGameSpyサーバーのリストを取得する手段を講じて、いわば非公式にGameSpyに対応する方法が考えられるそうです。
Aspyr MediaのGlenda Adams氏は、来年発売する予定のGameSpy対応ゲーム、Men of Valorのマルチプレイモードの仕様について、いくつかの可能性を示しました。このゲームはシングルプレイの要素が濃いので、マルチプレイモードをMac-Mac間のみに限定しても十分にアピールすると考えているそうです。また、現在、LAN対戦だけでもMac-PC間でプレイできるようにする方法と、GameSpyなしで直接IP接続でインターネット対戦を実現させる方法を調査中とのこと。
この件については、これからも注目していく必要がありますね。
|