Mach One Macworld Expo/Tokyo 2002リポート
3月21日(祝)、行ってきました、エキスポ。やっぱりMacworld Expoは歩きやすいのがいいですね。こじんまりした感じも好きです(強がりっ)。←なんて言って、実は、Mac OS X Gamesコーナーの周辺にしかおりませんでした。いろいろとですね、いつもお世話になっているMacPeople誌の編集部の方とFeral Interactiveの方とのインタビューに参加させていただいたりして他を見ている時間がありませんでした。
で、そのMac OS X Gamesコーナーなんですが、これはなにかと言うと、一月に開かれたMacworld Expo/San Franciscoに登場した、Mac OS X対応ゲームばかりを集めたコーナーです。Mach Oneをわざわざチェックしていただいているようなありがたい皆さんですから、エキスポに足を運ぶ際には必ず立ち寄るべき場所です。私なんかは、他のところは見なくても、この場所が思っていた以上に楽しかったので、今回のエキスポは行ってよかったな〜と思えました。
話によると、San Franciscoで同コーナーを担当したスタッフがそのまま引き継ぎで手掛けたそうです(つまり、実質的にはApple本社のスタッフが作り上げたと言えるのでしょう)。なので、マシンを設置した匡体とか参加したメーカーとか、雰囲気がそのまま再現されています。なお、すべてのマシンに、発表されたばかりのCinema HDディスプレイが接続されていました。個人向けじゃあありませんが、やっぱいいですね。
Ambrosia Software、TQworld、MacPlay(Infogrames)、Feral Interactive、MacSoftといった(一般的なユーザーにはあまりなじみがないと思われるような)会社がわざわざ来日しているわけですから、Apple本社(日本ではない・・・)の意気込みがうかがい知れます。・・・正確には、Apple本社の意気込みなのだ、と思いたい。って感じです。でも、TQworldなんて、国内のコアなゲームファンにもなじみはないですよね。スタッフの方は暇そうにしていましたよ。^^; ぜひ声をかけてあげて下さい。
今回は、MacPeople誌の編集部の皆さんと、おなじみMacintosh ゲーム情報の桑原さんとMac用ゲーム関連の情報を集めまくりました。その中でゲットした楽しい情報をお伝えします。
◆なんと! Black & Whiteは日本語化されていました!! 実際に日本語版が動作する様子を見ることができますので、会場に行かれる方はお見逃しなく。けっこう感動します。Feral Interactiveの人と話しましたが、同社は日本市場に対して本気で取り組む姿勢を見せていました。日本国内のローカライズ会社に作業を依託して取り組んでいるそうです。また、Black & Whiteのエキスパンションパックの移植もすでに進行中で、英語版は来月くらいにリリースされるそうです。
また、Championship Managerというゲームも、W杯の開催に合わせ、ローカライズを進めていると聞きました。B&Wと同じ会社が担当していると思われます。このゲームは、10万件に及ぶ世界各国のサッカー選手のデータを網羅したシミュレーションゲーム。画面自体は非常に地味なのでサッカーマニア向けのタイトルです。もちろん、日本のサッカー選手のデータもほぼ完全に収録、J1、J2の全選手およびチームのデータに基づいたシミュレーションが可能です。サッカーチームの監督、あるいはチームの運営に興味のある方はチェックして下さい。totoの予想に活用できないかなあ。
その他、日本市場へアプローチする理由とか、Appleの技術的サポートについてとか、興味深い話を聞くことができました。Appleに対する不満やストレスって、やっぱり結構あるそうです・・。そうそう、面白かったのは、先日紹介したDirect3D Wrapperのような、 ソースコード中のDirect3DのコールをOpenGLのそれに自動的に変換する「Windows Emulation Layer」なるものを自社開発して移植作業の軽減に役立てているということです。
もう一つ、今までいまいち詳細が明らかにされてこなかった「F1 2001」の開発進行状況が判明。現在ベータテストが進行中で、Macworld Expo/New York(7月)で披露できる見込みです。なお、このゲームは、エレクトロニック・アーツ・スクウェアが発売を予定しているF1 2001の移植版であるというコメントを得ました。
◆エキスポ直前にリリースされた期待作、Escape Velocity: Nova。私は英語で苦しい思いをしていますが、それでもこのシリーズのファンなので、Ambrosia SoftwareやATMOS Softwareのスタッフと話ができたことはとても有意義でした。うれしくて、つい一緒に写真を撮らせていただきましたが、気軽に応じてくれました。特に名刺をくれたLukeさんはとてもフレンドリー。英語のヒアリングができるふりして、ンフ、ンフとあいづちを打つ格好ばかりでごめんなさい。何を言っているかはほとんどわからなかったけれど、「リリースを楽しみにしていたんだ!」っていう気持ちは伝えられたのでよかったです。以前からやりたかった「Escape Velocityの歩き方」みたいな解説ページとか、実現したいなあ・・・(でもWipeOutやりたいしなあ)。
Ambrosia Softwareは、pop-popの展示も行っていました。想像していた通り、アルカノイドクローンでしたが、一気に複数のブロックを壊すための仕組みが用意されるなど、ヒネりも加えられています。分割画面による対戦プレイがアツそうです。前述のLukeさんにいろいろ教えてもらってやり方がよくわかりました。彼はnice guyです。ちなみに、このゲームのリリース時期は「soon」だそうです。
◆エレクトロニック・アーツ・スクウェアのスタッフの方がハリーポッターと賢者の石のMac版を取り扱うとおっしゃっていました。話をさせていただいた担当者の方は、先に英語版を出して、日本語版も秋に出す、とおっしゃっていたと記憶しています。公式発表を待ちましょう。さすがに超人気映画のゲーム版らしく、多くの子供たちがデモ機でプレイしている様子が見られました。そうそう、今日は休日ということもあり、特にここMac OS X Gamesコーナーでは多くの家族連れが集まっていました。
なお、Black & Whiteの取り扱いについては、まだ正式には決まっていないそうですが、Feralとの話は進んでいる模様です(一方、Feralの担当者はすでに決まっているような口ぶりでした)。
◆MacPlayはNo One Lives ForeverとrealMYST、Icewind Daleを展示、と思って期待して行ったのですが、残念ながらNOLFは展示されていませんでした。そこで、割腹のいい担当者(だと思っていたら、実はApple本社のゲーム担当者だったらしいです)の方に、No One Lives Foreverが動作するところははまだ見られないのですか?と聞いたところ、明日になれば見られる、とおっしゃっていました(私のヒアリング力に間違いがなければ・・)。というわけで、もしかしたら今日は展示されているのかも知れません。情報をお持ちの方はご連絡下さい。もし見られるなら、明日そのためにもう一度行ってみようかな。
realMYSTは、Mystのリメイク版だということを知っているのかどうかは分かりませんが、多くのお客さんが足をとめてグリグリ感を楽しんでいました。Mystのファンなら、あの世界を本当の意味で自由に歩き回れる、ということに感動を覚えると思いますが、何も知らない方にとってもインパクトは強いのでしょう。
◆MacSoftはSid Meier's Civilization IIIとMyth III: The Wolf Ageを展示していました。担当者の方にDuke Nukem Foreverのととか、いろいろ聞きたいことがあったのですが、残念ながら会えずじまいでした。
◆リトルウイングの藤田夫妻がいらしていました。アートデザインを担当されている奥様にご挨拶しました。Macintosh LC時代のTristanからの大ファンなので、そのことを伝えられて感激しました。
最後に、CyberExtruderというサービスをご紹介します。これは、デジカメやスキャナから入力した人物の顔写真から、Quake III Arena、The Sims、Max Payne、Unreal Tournament、Return to Castle Wolfenstein、iPuppetで利用可能な3Dデータをジェネレートするサービスです。
作業の流れを説明します。まず、このシステムに写真を入力すると、即座に目、鼻、口、顔の輪郭といったデータが抽出されます。そのデータをグラフィカルなインターフェイスを用いて微調整し、後はボタンをクリックしてジェネレート作業を開始するだけ。即座にその人の顔の立体モデルに入力した顔写真がテクスチャーとして貼られた状態で表示されます。
ここで、その顔をマウスでグリグリっとドラッグすると、その顔がリアルタイム3D CGによって即座に描き出され、好きな角度から見ることができるようになります。とても不思議な感じです。
今回のデモではここまでの作業について見せていただきましたが、オンライン上でこのサービスに申し込むと、一つゲームにつき5$の代金で、好きなゲーム向けのスキンデータとして提供してもらえるそうです。
というわけで、まとめ。
今回のエキスポのMac OS X Gamesコーナーは、海外のメーカーの担当者と直接話ができる(あるいは話を聞くフリができる^^;)という意味である程度有意義なものになったのではないかと思います。日本のMac業界やユーザーの間で、ゲーム熱がどの程度のものか、日本のアップルがゲームに対してどれだけ熱意を持って取り組んでいるのかいないのか、ということを彼ら自身が肌で感じることができたなら、一定の収穫があったと言えるでしょう。
本当はこういうブースを日本側が率先して運営してくれたら嬉しいのですが(だって、いくつかのメーカーは、明らかに日本でのエキスポには場違いなのに来ちゃってたわけですから! 日本に来る意味を考えて呼ばないと・・)、もしその気があるくらいなら国内のMacゲーム市場がここまで落ち込んでいなかったわけで、と、そんなふうに言ってしまうと元も子もありませんので、今からでもいいからゲームというジャンルに対するある種の「偏見」をとりはらって、一から出直してほしいと思います。
一方、エレクトロニック・アーツ・スクウェアのような大メーカーのコミットメントも確認できましたし(心強いです、応援しましょう)、Feral Interactiveという欧州のメーカーが日本国内に注ぐアツい視線に、一ファンとして期待が膨らんだことも事実です。
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