Top

News Archive

Games

Reviews

Features

Links

Contact Me!

Macintosh Voodoo Clubへ!

Features

[Features Index]



English version is also available!!

Westlake InteractiveのMark Adams氏に対するMach One独占スペシャルインタビュー!

 Mark Adams氏と言えば、古くはSystem Shock、Links Pro、PGA Tour Golf II、最近ではFlight Unlimited、Duke Nukem 3D、Shadow Warrior、Quakeといった数々の人気PCゲームをMacにポーティングし、昨年、Lion Entertainmentが突然終わってしまった後にWestlake Interactiveを設立したことで知られています。言わば、Macゲーム業界の重鎮ですね。^_^
 私は前々から、Mark氏にいろいろと話を聞いてみたいな〜と思っていたのですが、最近例のSecret Projectのことでその思いが最高潮に達し、思い切って申し込んでみたところ、予想に反して気さくにOKしてくれました。発売が目前に控えているUnrealやSecret Projectなどでお忙しいだろうから、お断りされると思っていたのですが。
 というわけで、Mach One独占スペシャルインタビューと相成りました。Macでゲームをやるのが好きだという方にとっては、きっと勇気が湧いてくるような嬉しい発言がバンバン飛び出しました。どうぞ、じっくりと読んでいって下さいね!






まず、Mark AdamsさんをはじめとするWestlake Interactiveの皆さんへインタビューするチャンスを与えて下さったことを心から感謝いたします。


(1)最初に簡単な自己紹介をお願いいたします。それと、あなたがプログラミングを始めたきっかけを教えて下さい。

私は30歳で、テキサス州のオースティンに住んでいます。私は早くからプログラミングを始めました。1979年にApple IIを入手したときからです。私は中学から高校にかけてずっと、Apple用のシンプルなゲームやその他のプログラムを作成していました。Apple IIでプログラムをし続けた後、1985年に大学に入学した頃にMacでのプログラミングを始めました。テキサス大学でコンピュータサイエンスの学士号を取得しましたが、私のMacでのプログラミング経験の多くは自分自身で身につけたものなんです。というのも、大学でのコンピュータ授業ではMacを利用することがあまりなかったからです。1988年に大学を卒業した後、Space RogueというIBM PC用とMac用のSFゲームを作っていた小さな会社に勤めました。その頃から現在にかけて、Mac用の(商用やシェアウェアの)ゲームを書いてきたわけです。



(2)Westlake Interactiveや同社のスタッフ、そしてもしよろしければあなたの奥様についてお聞かせ下さい。

Westlake Interactiveは私、私の妻Suellen、Phil Sulak、Ken Cobbの4人で設立した会社です。PhilとKenは以前から私と一緒にプログラミングをしてきた仲間で、二人ともLion Entertainmentがビジネスを終了するまでの間同社で仕事をしていました。PhilとKen、そして私の3人で全てのプログラミング作業やデザインワークをこなし、Suellenが全ての事務処理を行っています。私たちは、ハイクオリティなMacゲームを作成するためには会社が必要だと考え、また、皆Macで仕事をするのが大好きだったので、Westlake Interactiveを設立したのです。



(3)現在リリースを計画しているゲームについてお聞かせ下さい。

現在私たちが進めている一番大きなプロジェクトは3DアクションゲームUnrealです。私たちはまた、最近高く評価されているもう一つのゲームのプロジェクトを開始しました。まだこれに関しては公にすることができません。それから、非常に高く評価されているもう一つのPCゲームのポーティングに関して交渉しているところです。



(4)Macゲーマーが首を長くして待ち望んでいるUnrealはいつリリースされるのでしょうか? 私の情報源によれば、PC版のUnrealは7月以降にリリースされるということですが・・・それと、Unrealのデモ版は製品の出荷前にリリースされますか?

私たちにはハッキリとしたリリース予定日は分かりません。なぜなら、それはPC版がいつ完成するかによるところが大きいからです。完成が間近に迫っているPC版Unrealのリリース後1ヶ月ほどでMac版を出したいと思っているのですが。デモ版のスケジュールに関してもハッキリとは分かりません。これもまたPC版のデモがいつリリースされるかによるからです(私たちはPC版のファイナルバージョンのコードを入手してからMac版のコードと統合しなければなりません)。



(5)ION StormのCEOでQuakeの生みの親でもあるJohn Romero氏が、同社の次世代3DアクションゲームDAIKATANA 2をUnrealエンジンベースで開発することを明らかにしました。また、3DアクションRPG、Wheel of Timeは現在Unrealエンジンをベースにして開発が進められています。これは、DAIKATANA 2やWheel of TimeのMac版が登場する可能性が大きいことを意味しているのでしょうか? あなたは自分が本当に気に入っているゲームをMacにポーティングされるということを以前聞いたことがあるのですが。

Mac用のUnrealエンジンができ上がれば、その他のUnrealエンジンベースゲームであるDaikatana 2やWheel of TimeをMacにポートするのはより容易な作業になると思います。そのコードの大部分はMac上で動いているわけですから、Unrealエンジンベースのゲームをコンバートするのにはそれほど時間はかからないでしょう。私たちはUnrealエンジンベースのゲームを制作しているデベロッパとコンタクトをとってMac版について話をしてきましたが、有望だと思いますよ。でも、まだ何もハッキリしていません。



(6)3Dアクションゲーム以外にはどんなジャンルのゲームがお好きですか? また、今あなたが気に入っているゲームは何ですか?

個人的にはスポーツゲームの大ファンです。いい野球ゲームやバスケットボールゲームをMacにポーティングできたら最高ですね。私は数年前にいくつかのゴルフゲームをポーティングしましたが(Links Pro、PGA Tour Golf II)、やっていて本当に楽しかったです。今ポーティングしたいゲームをたった一つピックアップするのは非常に難しいですね。でも、おそらくスポーツゲームは私のリストの上位に来るでしょう。



(7)実際には、皆さんはQuakeがお上手なんですか?

おかしな話かもしれませんが、私たちは多分、皆さんのようなゲーマーの方々ほどにはQuakeは上手ではないと思います。UnrealやQuakeのようなゲームを開発しているとき、私たちはテストプレイに多くの時間を費やしますが、それはあくまでも動作確認のためであって、上手になろうと思ってやっているわけではありませんから。ですから、私はたくさんのホットなQuakerの皆さんに太刀打ちしてやりたいとは考えていませんよ。:)



(8)あなたの動作環境を教えて下さい。

私はG3/266、96MB RAM、6GB HDD、20インチモニタ、15インチモニタという環境で作業しています。また、テスト用にPowerMac 4400/200を、ネットワークテスト用に8500/150を利用しています。開発環境としてCode Warriorを使用しています。



(9)あなた方のおかげで、日本でも海外と同じように3Dfxにネイティブ対応したMacゲームに対する要求が大きくなりつつあります。ぜひ日本のMacゲームデベロッパの方々に、3Dfxゲームがとても素晴らしいもので、3Dfxをサポートしたゲームを開発すべきだということをアピールしていただけませんか?

3Dfxは開発するのにとてもよいシステムです。本当に、たくさんのイフェクトを利用することができるようになりますし、実行速度もグッと加速できるでしょう。3Dfxは本当にあなた方のゲームを対応させるだけの価値があるものだと言えます。そのAPIはとても簡単ですし、3Dfxのユーザーが増えれば増えるほど、グラフィックスルーチンの最適化に費やす時間を少なくすることができ、その結果ゲームプレイをよりよくするための作業を増やすことができるわけです。



(10)私は以前、あなたがオリジナルの商用ゲームを開発することを夢見ていると聞いたことがあります。あなたが計画しているのはどのようなゲームですか? また、Windows用のタイトルを開発する可能性はありますか?

私たちはオリジナルゲームの開発について何度か話し合いを持ったことがあります。でも、それはあくまでも準備段階に過ぎません。もし私たちがオリジナルゲームの開発をするとしたら、おそらくWindows版も開発することになるでしょう。でもWindows版はMac版の後に開発するということになると思います(BungieのMythのケースに少し近いですね)。



(11)お願いです!!! あなたのシークレットプロジェクトについて教えて下さい!! ;-) 私の友人の一人が(彼はDukerなのですが)、「シークレットプロジェクトがDuke Nukem Foreverだったら最高だなあ」と言っています。でも、あなたのシークレットプロジェクトは、すでに存在しているA+級のPCゲームだと私は聞いています(違いますか?)。私が知らないのは、そのプロジェクトの名前だけなんです!! ;-) 私のサイトをチェックして下さっている全ての日本の読者の方々があなたのアナウンスを待ち望んでいるんですよ!!!

私は現在進行しているシークレットプロジェクトについてアナウンスすることができませんが、きっとそれはMac用のゲームとして皆さんに歓迎してもらえるタイトルだと思いますよ。私たちはDuke Nukem Foreverについても少し話したのですが、Mac版が登場する可能性はかなり高いと考えています。でもまだ何も決まっていません。私たちは、現在開発中のシークレットゲームのパブリッシャーがそのタイトルについてアナウンスするのを待っています。その後は私たちもそのことについて自由にお話しできるようになります。



(12)Macゲーム業界の関係者の多くが、Macゲームマーケットが縮小していると繰り返し発言しています。このことについて何かコメントをいただけますか?

私は、Macゲームマーケットが成長していないとしても、少なくとも安定しているとは思います。MacSoftは、Duke Nukem 3D、Civilization II、Quakeを1997年の第3・4四半期に非常にたくさんセールスしましたし。Appleが今後も適切な価格で高速なマシンをリリースし続け、人々がMacを支持してくれれば、Macゲームマーケットは逆に成長するでしょう。



(13)業界の多くの人がPCエミュレーションの台頭を懸念していますが、あなたはMacゲーム業界のパイオニアの一人としてこの状況をどのようにお考えですか?

私はエミュレーションが良質なMac版のゲームに置き換わることはないだろうと思います。エミュレーションは決して速くはありませんし(リリースから一年二年経過したゲームをエミュレーションでプレイすることはできるでしょうが、最新のホットなゲームはまともに動作しないでしょう)、本物のPC上で起きるのと同じコンフィグレーションの問題全てに対処しなければならないのです。3Dfxカードを搭載した私のG3マシン上でVirtual PCを動作させてみたところ、いくつかのゲームはプレイすることができましたが、それでもやはりよくできたMac版のゲームをプレイしたいという気になるほどたくさんの問題に悩まされたのも事実です。もし、あなたが本当に大好きで、でも絶対にMacにコンバートされそうもないようなあまり知られていないゲームがあるのでしたら、エミュレーションを買ってそのゲームを動作させるのは悪くはないと思います。でも、マシンの限界に迫るようなA+級のゲームのためには、PowerPCネイティブなゲームに代わるものは全くありません。



(14)私はあなたの作品であるBlit!とBlit 2!の大ファンです。素晴らしいゲームですね! ;-) あなたは今シェアウェアゲームの開発を計画していますか? もししているのでしたら、どんなゲームなのかぜひ教えていただけませんか?

ありがとう! 私は数年前にBlitを作りました。そして昨年の夏に結婚した頃、私の妻がBlitをプレイし始めました。彼女はそれがとても好きになり、私はBlit 2を開発するように彼女に説得されたんです。彼女はBlit 2のレベルデザインとテスティングを手伝ってくれました。私たちはBlit 2に対する非常にいい反応をいただきましたので、もしかしたらいくつかのアドオンレベルを作成するかもしれません。私たちはまた、最近2つのタイルベースのシェアウェアゲーム、QuickTileとWordTileをリリースしました。そして今はいくつかの新しいシェアウェアのアイデアを練っているところです。



(15)あなたは日本に興味はありますか? 日本がShadow Warriorのような場所だと思ってはいませんよね? ;-) 日本に行ってみたいと思いますか?

私は日本にとても興味があります。私は以前日本で私のシェアウェアと商用ゲームに関する非常にいいコンタクトを得ることができました(シェアウェアに対するたくさんのレジストレーションも!)。私はずっと日本に興味を持っていました。大学で外国語の科目として日本語の授業をとったくらいです。でも、残念ながら、長い間使っていなかったのでほとんど忘れてしまいました。:( 私は実際日本に2回行ったことがあるんですよ(一度目は私の父の出張の時に一緒に、二度目はバケーションで行きました)。すごく楽しかったですよ、日本は非常に面白い国ですね。私は東京、京都、札幌に行きました(札幌から東京まではるばる電車のたびをしたこともあるんです!)。京都は非常にきれいなところですね。特に秋葉原では、何から何まで全部が面白かったです。Suellenは一度も日本に行ったことがないのですが、いつか一緒に行きたいと思います。私は日本がShadow Warriorみたいなところじゃないことをちゃんと知っていますよ。Shadow Warriorはどちらかというとカンフー映画の世界に近いんじゃないかな。:)



(16)あなたのもう一つの会社について教えて下さい。

私は私の妻、Suellenと一緒に、もう一つの会社Maverick Softwareを通してシェアウェアのゲームやユーティリティを提供しています。ゲームはBlit、Blit 2、QuickTile、WordTileで、ユーティリティはAppDiskとTheater Makerです。シェアウェアの会社は、大きなゲームの仕事ほど時間がかかることのない小さなプロジェクトを進めることができるいい手段なのです。そしてそれは、私がオリジナルの作品を作りたいという欲求のはけ口でもあるんです。私たちのシェアウェアに対するいい反応を日本からいただいていますし、日本の方々に100以上のレジストレーションをしていただいているんです!



(17)Mac用としては最初のVoodoo 2カードであるMicro ConversionsのGame Wizardについて教えて下さい。私たちはQuake、Hornet: Korea、Myth、UnrealなどのようなGlideネイティブなゲームをGame Wizardを搭載したシステム上でプレイすることができるのですか?

私はまだMicro ConversionsのVoodoo 2カードに関して多くは聞いていませんが、Voodoo 2チップセットに関する情報からすると、すごく良さそうですよね。Voodoo 2は全てのGlideゲームと互換性がありますので、何の問題もなく従来のVoodooゲームを全て動作させることができるはずです。



(18)今までのVoodooゲームをVoodoo 2カードに対応させるためのパッチを作るのは簡単ですか?

たいてい、Voodoo 2カードというのはより速く動作するようになったVoodoo 1カードだと考えられるので、私たちは何かパッチを当てなければならないということはないはずです。もし何か小さな問題が起きたときにはVoodoo 2用パッチを作らなければならないと思いますが、それはとても簡単なはずだと思いますよ。



(19)Westlake Interactiveの皆さんに対して常に敬意を払っている全ての日本のMacゲーマーへ、何かメッセージをお願いします!!!

私たちのゲームが本当にたくさんの場所でたくさんの人々に遊んでいただいているということに感謝しています。そして、あなたの読者へ話をする機会を私に与えて下さったことを嬉しく思います!


Mark Adams





インタビューを終えて

 Unrealのリリースを間近に控え、またシークレットプロジェクトをスタートさせたばかりでとても忙しいはずのMark Adams氏にインタビューに応じてもらえるとは、正直に言って思ってもいませんでした。最初にSuellenさんに「喜んで質問にお答えします」というメールをいただいたときは、本当にエキサイティングでした。

 さて、Mark氏と実際にメールをやり取りしてみて感じたことは、とても気さくな方だなあということ。私のわがままなお願いにも快く応じて下さいました。何度もメールを出しちゃってごめんなさい!>Mark氏

 インタビューを通していろいろと分かったことがあります。まず、Secret Projectについてはタイトルを聞き出すことは出来ませんでしたが^_^;;、このゲームのパブリッシャーの正式なアナウンスを待っている状態だということ。どこが出すんでしょうね。やっぱりMacSoftでしょうか? だったら早くアナウンスしてくれ〜>MacSoft
 MacSoftといえば、先日「現在のところ正式な契約にはいたっていないものの、スポーツゲームのリリースに関心を抱いている」ことを明らかにしましたが、このこととMark氏のスポーツゲームのポーティングに関する発言は決して無関係ではないのでは?と私は推測しています。
 あと、Duke Nukem Foreverに関して、「Mac版登場の可能性は大きい」と発言しているのも注目です。それから、今いろいろなところで議論されているPCエミュレータに関しても、Mark氏の示唆に富んだ発言に納得させられました。
 Mark氏が親日家だということも分かりました。^_^ そして、なにより嬉しかったことは、奥様のSuellenさんのおかげで、私の大好きなBlit!の第2弾が開発されたということ。レベルデザインにもSuellenさんが関わっているということです。Blit 2!に対する親しみがますます湧いてきました。ありがとう、Suellenさん!!^_^ ぜひMaverick Softwareのゲームにトライしてみて下さい。そして気に入ったらぜひレジストしましょうね!!

 今回インタビューを行うチャンスを与えて下さったMark氏をはじめとするWestlake Interactiveの皆さんに改めて御礼申し上げます。これからもMacゲームコミュニティに素晴らしい作品を提供して下さい!

[Index] [News Archives] [Games] [Reviews] [Features] [Links] [Contact Me!]